フランクフルト市議会のウォーターズの公演中止命令に署名運動ー判決!

【追記:2023.04.27】
ロジャーさんは、ドイツのフランクフルト市当局との裁判に勝利し、地元当局がコンサートホールFesthalleでの公演を中止するという市当局の決定を覆したようですね。
フランクフルトの行政裁判所は、「芸術作品の自由」を理由として判決を下したようです。
ただ、このこの判決に対して、国際アウシュビッツ委員会とドイツユダヤ人中央協議会は非難を表明しており、フランクフルト市議会は、この判決を不服とする権利を保持しているということです。


2023.03.21

 いずれにしろ、物議をかもす人物です。(笑)
 先日、ロシアからの依頼で、国連で演説し、ドイツの新聞ではウクライナは、ロシアに引き渡すべきだと主張したことで、相当頭がおかしいと思われているロジャー・ウォーターズさんですが、同時に「反ユダヤ主義」のレッテルを貼られて非難もされています。
 デイブ・ギルモアさんの奥さん、ポリー・サムソンさんが、「ロジャー・ウォーターズ!プーチンの擁護者であり、嘘つきで、泥棒で、偽善者で、脱税してるし、口パクで、女嫌いで、病気で、嫉妬深い、誇大妄想狂でもあるわ。もう、いい加減にしてよ!」とSNSでディスったのも記憶に新しいですね。
 欧米では、「反ユダヤ主義者」というのは、「ナチ野郎」と同義語の気の狂った差別主義者を指す言葉だと思います。
 
 ま、ただ問題なのは、この言葉はイスラエル政府を批判すると、何かとその人物に向けられがちなことです。
 ポリーさんも、罵り言葉として「反ユダヤ主義者」とおっしゃってますが、ユダヤに関しては、ウォーターズさんは差別的なこと言ってるわけではありません。
 ロシアのウクライナ侵攻のどさくさに紛れて、パレスチナでひどい軍事攻撃を行なっているイスラエルの右翼政権を批判しただけだというべきでしょう。
 「イスラエルは大量殺戮を行なっている!イギリスが植民地時代にやったように」 「真実を知っていれば、私は決して反ユダヤとして非難されることはない」と答えていますね。
 しかし、ドイツの新聞でウォーターズさんのインタビューなど取り上げられた影響でしょうか。
 フランクフルトの市議会は、ウォーターズさんを完全な反ユダヤ主義者だと思ったようです。
 ウォーターズさんは当初、5月28日にフランクフルトのフェストハレ・コンサートホールで『This Is Not a Drill』ツアーの一環として公演する予定でしたが、フランク太の市議会が、ウォーターズさんが「反イスラエルの行動を執拗に取っている」という理由でコンサートの中止命令を出したのです。
 正直、これはピント外れの措置だとは思っていましたが・・・.

 この措置に反対する嘆願書が作成されて、多くのミュージシャンや各界の著名人が賛同するという事態になっています。
 請願署名は、米国のコメディアンで政治評論家のケイティ・ハルパーが今月初めに始めたもので、ブライアン・イーノさん、ピーター・ガブリエル大先生、エリック・クラプトンさん、ピンク・フロイドのドラマー、ニック・メイソンさん、レイジ・アゲンスト・ザ・マシーンのトム・モレロさん、ソフト・マシーンの創設者ロバート・ワイアット博士などが賛同しています。
 そのほか、これに署名した他分野の著名人は、学者のノーム・チョムスキさんや哲学者のコーネル・ウェストさん、女優のスーザン・サランドンさんやジュリー・クリスティさん、映画監督のケン・ローチさんやコメディアンのアレクセイ・セイルさんなどがいます。錚々たる顔ぶれですね。

「ウォーターズ氏は、イスラエルのパレスチナ人に対する扱いを批判していますが、これは世界中の人権を守るための長期的なアドボカシー(擁護/代弁)の一環です。ウォーターズ氏は、肌の色や懐の深さに関係なく、世界中のすべての兄弟姉妹が、法の下で平等な人権を得るに値すると信じています。」と説明し、ウォーターズ氏の主張について、「イスラエルとパレスチナに関しては、『私の綱領はシンプルです。ヨルダン川と海の間のすべての兄弟姉妹のために、1948年の世界人権宣言を実施することです』と述べており、反ユダヤ主義についても『反ユダヤ主義は忌まわしい人種差別であり、あらゆる形態の人種差別とともに、私はこれを無条件に非難する』と述べているとしています。

「ドイツの当局者、コンサート主催者、音楽プラットフォームは、ウォーターズの音楽が強調する問題に取り組むよりも、ウォーターズの音楽が削除されることを望む個人や団体の圧力に屈してはならない!」ということです。
 ま、もっともな主張です。

 請願署名は、Change.org 上で行われています。

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